『社会学雑誌』21~30号刊


『社会学雑誌』第21号

2004年3月31日刊行

A5判195頁

頒価2,000円

内容紹介

 本号は、一つの特集、院生論文、研究ノートを収録しており、盛りだくさんの一冊となっています。特集「社会学のフロンティアと応用領域」は6本の寄稿論文から成ります。これらの諸論考は、現代社会の諸現象と社会学理論の最前線とが交差する地点、つまり応用分野にかかわる議論を提示しています。

目次

特集 社会学のフロンティアと応用領域

  • 特集紹介(油井 清光)
  • 自殺論と安楽死論の出会うところ(山本 道雄)
  • 現代終末医療にみる主体性の取り組みへの道標―新たなmoralの取り組みへの試論として―(池永 新)
  • 古典社会学―社会的なものへの批判的擁護―(ブライアン S・ターナー)
  • 二〇世紀に西洋は東洋から何を学んだか(アンジェイ・フリス)
  • 今日の韓国におけるグローバリゼーションと文化の変容(ヤン・ジョンフェ)
  • ジェントリフィケーションとヌーベル・キュイジーヌ(シャロン・ズーキン

院生論文

  • 産業構造の変化に伴う地域社会構造再編に関する研究―韓国ソウル市九老区を事例として―(金 永基)
  • パーソンズにおけるカント主義―『シュッツ=パーソンズ往復書簡』を手がかりに―(田村 周一)
  • コミュニケーションにおける身体の役割―ゴフマンとミードにおける「意味」の問題を通じて―(速水 奈名子)
  • 日本地域社会と在日中国人―自民族・国家帰属意識と地域社会の原理ー(劉 暢)

ソシエテ

  • 卒論・その後(高見 秀史)
  • 有機農業運動にかかわって(花川 千鶴子)
  • 定年と友人の死(田中 賢司)
  • 雑感―女性と職業(長谷川 浩子)

〈研究室便り〉

〈編集後記〉

〈『社会学雑誌』審査要項〉

〈論文題目〉


『社会学雑誌』第22号

2005年3月31日刊行

A5判163頁

頒価2,000円

内容紹介

 本号は、一つの特集、院生論文、研究ノートを収録しており、盛りだくさんの一冊となっています。特集「国境を超える移動とエスニシティ」では、海外調査のカウンターパートとして研究を支援して下さっている四人の先生方、イブ・デロワ教授、プリーチャ・クウィンパン教授、劉明基教授、李路路教授にご寄稿頂きました。

目次

特集 国境を越える移動とエスニシティ

  • 特集挨拶(佐々木 衞)
  • 移民、エスニシティーの問題に関する、フランスにおける研究についての視点―ある政治社会学史学者の観点―(イブ・デロウ)
  • タイへの国境を超える移動―ビルマ、ラオス、カンボジアからの労働移民に対する政策とその実践―(プリーチャ・クウィンパン)
  • 朝鮮族の揺らぐアイデンティティ(ユ・ミョンギ)
  • 中国における人口移動に関する研究(李 路路)
  • 中国朝鮮族の都市移住者の社会ネットワーク―青島市の事例から―(佐々木 衛)

院生論文

  • 韓国キリスト教会の中国人労働者に対する支援活動―韓国の大邱・慶北地域にある教会の事例を中心に―(具 知瑛)
  • 明治時期神戸地域の歴史言説における在神中国人の表象―『神戸開港三十年史』を通して―(劉 暢)
  • 「大衆」の今日的課題とオルテガ哲学(大久保 元正)
  • 地域エリートの類型化に関する一試論―篠山市同郷団体における「郷土」意識に着目して―(奥井 亜紗子)
  • 続・組織目的概念の学説史的(再)検討(竹中 克久)

ソシエテ

  • 卒業後の二年間を振り返って(片山 亜希子)
  • 在校生へのエール(神田 恵)
  • 社会人一年目、日々勉強中(古屋敷 純)

〈研究室便り〉

〈編集後記〉

〈審査要項〉

〈論文題目(卒論・修論)〉


『社会学雑誌』第23号

2006年3月31日刊行

A5判329頁

頒価2,300円

内容紹介

 本号は、三つの特集、院生論文、研究ノートを収録しており、盛りだくさんの一冊となっています。特集1「災害文化を探る」は、阪神・淡路大震災の記憶と経験を次の世代にどのように伝えていくかを考えるために、災害の歴史を振り返り、防災・減災に関して蓄積された経験と知恵を「災害文化」として見直していくという課題を探究しようというものです。特集2「市民メディアと多文化共生」は、阪神大震災の直後、被災した在日韓国・朝鮮人、ベトナム人向けにそれぞれ韓国・朝鮮語、ベトナム語で災害情報を長田区鷹取からラジオ放送したことを発端として、地域社会に根ざした多言語放送局として発展している「FMわいわい」の活動を軸に、ドイツ、韓国、カナダの進んだ事例を紹介し検討するというものです。特集3「ふたたび市民社会を考える」は、阪神大震災が起こった年が‘‘ボランティア元年’’と呼ばれるようになってから10年経った現在、被災地に多様に展開している市民団体の多くが「市民社会をつくる」というテーマを掲げて活動していることを実践的基点とし、〈国家と市民社会〉という社会科学のキーワードがグローバル化のなかで見直しを迫られていることや、アジアにおいて「市民社会」をどのように考えるかを考察しようとするものです。

目次

特集 多元的共生社会の構築―被災地の現場から

  • 特集を編むにあたって(岩崎 信彦)

 特集1 災害文化を探る

  • 関東大震災の記念物・資料保存活動と「復興記念館」―震災後における「公論」の場の社会的構築と「災害展示」―(山本 唯人)
  • 一九二五年北但馬震災における生徒・学生たちの救援化活動の研究(深井 純一)

 特集2 市民メディアと多文化共生

  • 多文化・多言語コミュニティ放送局「FMわぃわぃ」の一〇年(日比野 純一)
  • ドイツのオープンチャンネル(ユルゲン・リンケ)
  • KBS「開かれたチャンネル」―韓国におけるパブリック・アクセスの成功例―(朴 在榮)
  • カナダ多文化主義とエスニック・メディア空間―OMNI TV・CTVの事例より―(水口 朋子)

 特集3 ふたたび市民社会を考える

  • 被災地に生まれ育つ「市民社会」のすがた―阪神淡路大震災の市民検証から見えてくるもの―(岩崎 信彦)
  • 思想史の中の〈市民社会〉―F・テンニースにおける〈市民社会〉問題―(廳 茂)
  • 市民権と人権の社会学―研究ノート―(油井 清光)
  • トランスナショナルな市民社会におけるシティズンシップと人権―欧州憲法条約の可能性と限界―(中村 健吾)
  • 比較のなかの中国「市民社会」組織―市民社会組織調査(JIGS)六カ国国際比較に基づいて―(辻中 豊)
  • 韓国における市民社会―韓国で「市民社会」はどのように議論されているか―(曺 圭哲)

 

  • 中国朝鮮族のエスニック・アイデンティティ変化に関する研究(金 永基)
  • 北タイ農村における財産制度(サターヤヌタック・アタチャック)
  • 市民社会の構想へ向けて―日本における大衆社会状況の今日的様相―(大久保 元正)
  • 「日本文化論」に見られるナショナリズムとナショナル・アイデンティティ(謝 文艶)
  • 問題領域としての「マンガ文化」の展開と分析枠組の再検討―言語史的アプローチを中心として―(雑賀 忠宏)

堀喜先生を偲ぶ

  • 堀喜先生の研究を教育を振り返って(大野 道邦)
  • 堀喜先生の経歴と業績
  • 堀先生の思い出(池上 淑子)
  • 「しょうもない」追想 (芦田 徹郎)

ソシエテ

  • 国際協力における社会学の活用と大学連携(稲岡 恵美)
  • 下り一方通行サラリーマン人生(原崎 崇)
  • ただいま小学校教員二十五年目(阿久澤 正子)
  • 我が家の韓流ブームは終わらない(大平 眞弓)
  • 日々雑感(杉本 清重)

〈論文題目(卒論・修論・博論)〉

〈研究室便り〉

〈編集後記〉

〈審査要項〉

 


『社会学雑誌』第24号

2007年3月31日刊行 

 A5判186頁 

 頒価2000円

内容紹介

 本号は岩崎教授の定年退職記念号です。特集「文化とコミュニティの現代社会学」は、先生の幅広いご研究を可能な限り網羅するものと考え採用しました。今回は、先生のご研究生活における長年のお仲間である鰺坂学教授に特別寄稿をいただきました。

目次

岩崎信彦教授 退職記念号

  • 研究者生活をふりかえって(岩崎 信彦)
  • 岩崎信彦教授の略歴と業績

特集:文化とコミュニティの現代社会学

  • 過疎地域と都市移住者の関係:奈良県十津川村の調査より(鰺坂 学)
  • 中国における土地開発ただ中のコミュニテ——青島市嶗山(Laoshan)区、S村(佐々木 衛)
  • 東南アジア大陸部における農村―都市関係の展開:二〇世紀後半期の東北タイを事例として(藤井 勝)
  • 社会的コントロールの新しい展開と社会理論(池田 太臣)
  • 「震災復興」から「日常的」まちづくりへの移行とその展開:神戸市灘区六甲道駅南地区の事例(伊藤 亜都子)
  • よそ者概念の社会学的彫琢:G・ジンメルによる概念規定を中心に(徳田 剛)
  • 文化生産における「創造性」概念をめぐって:ロマン主義的創造性イデオロギーの機能(雑賀 忠宏)
  • 戦後日本における「企業共同体」のナショナルな役割 : ロナルド・ドーアの研究を中心に(謝 文艶)
  • 在日台湾人の日本社会への適応戦略:ニューカマーの母親を事例に(黄 嘉琪)
  • 故堀喜望名誉教授・偲ぶ会の記(吉川 信雄)
  • 社会学同窓(九回生)——思い出・近況(奥田 徹)

ソシエテ

 

 

  • 前略、岩崎先生(山本 正子)
  • 新たなステージの新年会サロン(梨木 昭平)
  • 岩崎先生のこと(松井 久見子)
  • 岩崎先生との思い出(角井 正義)
  • 教師となって、今考えていること(池田 径)
  • 岩崎先生との思い(東 園子)

 

2005年度社会調査演習報告

 

〈論文題目〈博論〉〉

〈研究室便り〉

〈編集後記〉

〈審査要項〉


『社会学雑誌』第25号

2008年3月31日刊行 

 A5判316頁

頒価2,000円 

内容紹介

 今日、高等教育は様々な問題に直面し、従来とは異なる困難な状況に置かれている。例えば日本においては、大学全入時代を迎えての入学生の定員割れ、大学院修了後のオーバードクターの問題などを、すぐに想起される具体的な例として挙げることができよう。高等教育が大きな変容期にあるというのは日本に限られたことではなく、各国それぞれの置かれている状況に応じて具体的な問題の事例の現われ方は異なるにしても、他の多くの国々においてもまた見出されることである。そうした普遍的な困難さの基本的な枠組みは、「大衆化」と「卓越化」という、ある意味で二律背反的な課題に、同時に対処することが求められるというところに見出すことができる。こうした状況の中、「事前統制から事後評価へ」という言葉に象徴的に示されるような自由化を推進する方向性が政策として進められ、各国、また各大学は、競争的な環境にますます置かれつつある。

目次

特集 高等教育改革の諸問題

  • 特集紹介(白鳥 義彦)
  • フランスの大学とボローニャの挑戦(Chaerle Christophe,白鳥 義彦(訳))
  • 一元化がイギリス高等教育に与えた影響(秦 由美子)
  • グローバル化と日本の高等教育 : 国内的ロジックと国際的ロジックの調整をいかに進めるか(米澤 彰純)
  • フランスの高等教育をめぐる新たな動き(白鳥 義彦)

 

 

投稿論文

  • 「女らしさ」の文化への束の間の挑戦 : 日本人女性のライフコースにおける「開かれた窓」としてのガングロ・スタイル(澄田 明子)
  • 開港期における釜山の近代医療施設 : 済生医院を中心として( 金 貞蘭)
  • 社会学同窓(三十一回生)——思い出・近況(瀧 良輔)

ソシエテ

  • 教員が学校の境界を越えて活動することについて(大木 誠一)
  • 失われた里山(一井 智之)
  • ニュータイプうつ病の落ちこぼれサラリーマン(小林 一美)

2006年度社会調査演習報告

〈研究室便り〉

〈編集後記〉

〈審査要項〉


『社会学雑誌』第26号

2009年9月30日刊行

 A5判192頁

頒価2,000円 

内容紹介

 今号の特集「家の現在」では、変化が著しいと言われて久しい家族について、何が変化し、何が変化していないのかを考えるひとつの手だてとして、家という視点から四本の論文をご寄稿いただいた。いずれの論文も現在の調査結果をもとに議論が深められており、過去の問題としてではなく、現在のアクチュアルな問題として家が捉えられている。〔…〕戦後と一口にいっても60年以上が経過し、二世代、三世代と経てきた現在、その変化の内実は、直系家族制(家)の存続か、そこから夫婦家族制への移行かのどちらか一方が正しいという単純なものではなく、右のふたつの事態が同時に進行し、いろいろな矛盾や葛藤を抱えながら今日に至っているのではないだろうか。しかし、1970年代以降、家族社会学では…夫婦家族をおもな分析対象としてきたため、家的側面についての分析が弱くなった。そのため、家を継承するという態度そのものが希薄になったのか、それとも家は縦承しつつ、夫婦家族が増えたのか、だれが、どのように、どのタイミングで家を継承するのかなど、直系家族の内実はもちろんのこと、祖先観やお墓の継承など家族の家的側面の研究が十分に行われてこなかった。本特集では、戦後の家族変動の忘れられた側面を深化させることをねらいとし、厳密な実証データに基づいた論考をご準備いただいた。

目次

特集 家の現在

  • 特集紹介(平井 晶子)
  • 直系家族の現在(加藤 彰彦)
  • 家の民俗・歴史(森本 一彦)
  • 農村跡継の都市移動と家の継承 : 軍学校進学者の「立身出世」型移動を事例として(奥井 亜紗子)
  • 英国家族における世代間関係の過去と現在(Wall Richard,東海林雄三(訳))

海外の社会学

  • ウドンターニー県における農村女性の国際結婚(Adsakul Sirirath,陳玲(訳))
  • 台湾客家の地域再編 : 南部地方都市を事例として(劉 梅玲)

投稿論文

  • 台湾出身者の家族と戸籍 : 「帝国臣民」家族から「外国人」家族ヘ(黄 嘉琪)
  • 中国城中村現象と北京城中村整理計画研究 : 都農二元構造と戸籍制度を中心に(権 京仙)

2007年度 社会調査実習報告

  • 在日コリアンの世代間における結婚観の変容(河原絵美理・堀貴恵・連興檳)
  • 在日コリアンにおける国籍問題に対する考察 (上前裕明・島田明菜・鈴木彩香)
  • 在日韓国人の世代ごとの就職状況に関する一考察(川辺なつき・塚本京平・永松直)
  • 民族学校における意識調査(岸本萌・高内江梨子・平田将吾)

ソシエテ

  • “アラ還女性”の真骨頂
  • 二つの苗字
  • 人生の肥料としての「読み聞かせ」

〈論文題目〉

〈研究室便り〉

〈編集後記〉

〈審査要項〉


『社会学雑誌』第27・28号

2011年12月31日刊行

 A5判160頁

頒価2,000円

内容紹介

 本合併号の特集は、「社会学における古典と現代との対話」である。この場合の「対話」には、つぎの二つの含意がある。第一は、「社会学における古典と現代」との対話、つまり社会学上の古典的文献と現代的文献との対話ということである。しかし第二には、「社会学における古典」と現代との対話、つまり、社会学上の古典的文献と、現代「社会」との対話ということでもある。本特集は、三つの論文より成る。それぞれに、右の二つの課題に充分に応えられる若手研究者の手になるものであり、事実、各論文は、見事にその課題に応答するものである。しかし何をもって社会学上の「古典」とするのかは、論者によって異なるであろう。それがまた「現代」において古典というものがそもそも置かれている位置でもあることが、本特集全体の基底にある問題意識をもなしている。

 

 

目次

特集 古典との対話:内在的理解から新しい読みと現代化へ

  • 社会学における古典と現代との対話(油井 清光)
  • ヴェーバー受容と現代社会学(田中 紀行)
  • E・デュルケームとの対話 : 古い神々は死に、他の神々はいまだ生まれていない(太田 健児)
  • 相互行為と身体 : 電子メディア社会におけるゴッフマン理論の可能性を問う(速水 奈名子)

 

 

 

海外の社会学

  • ミャンマー(ビルマ) のディアスポラ : 国境地帯のカレン族の事例(北原 淳,タンタン アウン)

投稿論文

  • 近代日本における父子関係 : 小説を題材にして(陳 玲)
  • 社会学における「主客二元論批判」再考 : ジンメルの「主観・客観問題」から現代社会学の諸理論ヘ(梅村 麦生)

研究ノート

  • 男性介護者のセルフヘルプ・グループに関する一考察 : 兵庫県のPグループの事例(段 東海)

杉之原壽一先生を偲ぶ

  • 追悼 杉之原壽一先生(北原 淳)
  • 杉之原壽一先生の経歴と業績
  • 杉之原先生の思い出(岩崎 信彦)
  • 杉之原先生の思い出(竹内 隆夫)
  • 杉之原先生の思い出(廣野 幸夫)

ソシエテ

  • 遊びで「翻訳」(柏井 康代)
  • 社会学と高等学校国語科(音無 幸子)
  • 美術館に行こう(味岡 利広)
  • 神戸発東京行 安藤忠雄経由(南後 由和)

〈論文題目〉

〈研究室便り〉

〈編集後記〉

〈審査要項〉


『社会学雑誌』第29号

2012年3月31日刊行

 A5判201頁

頒価2,000円

内容紹介

 本号の特集「東アジアにおける宗教と家族・地域」には、全部で6名の先生方にご寄稿いただきました。多様な宗教をもつ東アジアのなかの各社会において、家族や地域を中心とする人々の生活のなかに、宗教・信仰やその儀礼がどのようなかたちで根づいているのか、そしてそれらはどのように変容してきたかについて論じたものです。このように横断的な研究の取り組みは社会学分野では従来あまりなかったので、価値のある特集であると自負しています。

目次

特集 東アジアにおける宗教と家族・地域

  • 特集紹介(藤井 勝)
  • 人類学と道教研究の対話―台湾における除穢儀式の事例から―(林 瑋嬪)
  • 韓国社会における儒教の変貌に関する試論―転換期としての一九九〇年代―(岡田 浩樹)
  • 日本の仏教と家族(森本 一彦)
  • 回族の宗教実践と「中国」(首藤 明和)
  • フィリピン低地社会における死者親族祭祀―イロコス地方農村の事例―(長坂 格)
  • タイ・モーン族における仏教と精霊信仰の実践がエスニック・アイデンティティに及ぼす影響(橋本(関)泰子)

投稿論文

  • 階級論の観点から見た中国農民の生活状態と社会意識―吉林省長春市農民工の事例を中心に―(金 成珉)
  • インドネシアにおける都市中間層家族と育児―ジャカルタを事例として―(へラワティ・クルニアワン)
  • 日本の地方社会における中日国際結婚―兵庫県T市を事例として―(胡 源源)

ソシエテ

 

リアルとバーチャルを上手に使って、人生を豊かに!(小野 初美)

大学運営と寄付金のはなし(松田 篤洋)

フランスに魅せられて(三谷 紗也香)

 

〈学位論文題目〉

〈研究室便り〉

〈編集後記〉

〈審査要項〉


『社会学雑誌』第30号

2013年3月31日刊行

 A5判257頁

頒価2,000円

内容紹介

 30号は「佐々木衛教授退職記念号」です。特別に、佐々木先生のご研究上の長年のお仲間である園田茂人教授からご寄稿いただきました。

目次

  • 中国研究を振り返って(佐々木 衛)
  • 佐々木衛教授の略歴と業績

 

  • 佐々木先生、中国研究、そして社会学―ある共同研究者による追憶(園田 茂人)
  • 現代の東アジアと国際結婚―「南北型」を中心にして(藤井 勝)
  • フランスにおけるバカロレア試験―近年における動向とともに(白鳥 義彦)
  • 近世村落における家の変容(平井 晶子)
  • 稲毛詛風の創造思想に関する考察―個人主義から国家主義へ(劉 暢)
  • 在日台湾人家族の日本社会における民族意識・関係の変容―高学歴・専門職R家族の世代間生活史の事例から(黄 嘉琪)
  • 病いの語りを通して見る家族―韓国の乳がん患者の事例(澤野 美智子)
  • 現代中国都市の新中間層とゲイティッド・コミュニティ―中国青島の都市社区を事例として(李 升)
  • 日本華僑社会形成過程における領事裁判権の作用(川口 ひとみ)
  • 戦後日本における出生動向の持続と変容―追加出生の規定要因とその影響カ(平井 太規)
  • 現代日本社会における父子関係―「父」をテーマとしたエッセイ集の分析から(陳 玲)
  • 現代中国における都市移住と定住意識―深圳の「低学歴移住層」と「高学歴移住層」を事例として(連 興檳)
  • 海外寄稿紹介(白鳥 義彦)
  • 学校は実社会に貢献すべきなのか?―日本の教育制度に関する考察(クリスチャン・ガラン)

ソシエテ

  • フィールドワーカーとしての佐々木衛先生に教わったこと(具知瑛)
  • 秋の海雲台を追憶する―佐々木衛先生のご定年を迎えて(金貞蘭)
  • 佐々木衛先生との思い出(權京仙)
  • 佐々木衛先生と私(段東海)
  • 佐々木衛先生 退職にあたり(塚本京平)

〈学位論文題目〉

〈研究室便り〉

〈編集後記〉

〈審査要項〉