平成28年度学位授与式(学部学生、博士前期課程)が挙行されました

2017年3月24日に平成28年度学位授与式が挙行され、社会学からは学部生15人、博士前期課程7人がそれぞれ学士と修士の学位が授与されました。

 

それを記念して、神戸大の社会学専修において過ごした4年間について、代表で卒業生の藤田浩美さんと徳宮俊貴くんにコメントをいただきました。



藤田さんのコメント

2017年3月をもちまして、神戸大学文学部を卒業します、藤田です。

 

社会学専修に所属が決まった1年生の後期から約3年強、先生方、そして学部生、院生の皆さんには、大変お世話になりました。

 

社会学専修の授業は、自分の論文テーマについてのゼミだけでなく、先生方の研究テーマに関する講義や、学部生同士での調査演習、更に江戸時代のデータの分析を行ったこともあり、自分1人での学習では得ることのできない広い視野、知識を得る、貴重な経験をさせていただきました。自分の卒業論文においても、机に向かい、過去の研究やデータに触れる時間、そして人と向き合い調査をし、人について知る時間、そのどちらともに力を入れることができたのは、社会学専修ならではかと思います。

 

4月からは社会人となり、大学からは離れることとなりますが、社会に出た後も、社会学専修で学んだ知識、そして広い視野を生かして、精進していきたいと思います。

徳宮くんのコメント

及第ぎりぎりの点数で入学を許可されて以来,周りに後れをとらぬよう入門書や概説書を読み漁ってきましたが,気がつけばもうしばらく六甲の坂道を登り下りする日々が続くことになっています。当初から社会学を専修しようと心を決めてはいたものの,大学院へ進むまでに「ハマる」とは予想だにしませんでした。卒論を指導してくださった油井先生を始め先生方,先輩方に深く感謝申し上げます。今後とも更なるご鞭撻を賜りたく,何卒宜しくお願い致します。

 

振り返ってみれば,教職科目の集中講義や部活動が無い日でも,図書館で「爆借り」しては手をつけることなく返却したり,徒然なるままに読書室に入り浸ったりして毎日のように通学した4年間でした。さまざまな方面で活躍する個性的な「学友」たちとの出逢いは,何より励みになり,神戸大学への愛着を強めてくれました。いわゆる社会人になっても変わらずご自愛ください。

 

最後に,ジャガノートならぬ火の車たる家計から,卒業までの学費を何とか工面してくれた(そして進学後もしてくれるであろう)両親にも謝意と敬意を表して――有難う,これからも宜しく。

 

卒業生・修了生の皆様が職場や大学院といった新天地にて活躍されることを心よりお祈り申し上げます。