2011年12月31日刊行
 A5判160頁 

 

内容紹介

 本合併号の特集は、「社会学における古典と現代との対話」である。この場合の「対話」には、つぎの二つの含意がある。第一は、「社会学における古典と現代」との対話、つまり社会学上の古典的文献と現代的文献との対話ということである。しかし第二には、「社会学における古典」と現代との対話、つまり、社会学上の古典的文献と、現代「社会」との対話ということでもある。

 本特集は、三つの論文より成る。それぞれに、右の二つの課題に充分に応えられる若手研究者の手になるものであり、事実、各論文は、見事にその課題に応答するものである。しかし何をもって社会学上の「古典」とするのかは、論者によって異なるであろう。それがまた「現代」において古典というものがそもそも置かれている位置でもあることが、本特集全体の基底にある問題意識をもなしている。

 

目 次

特集:古典との対話:内在的理解から新しい読みと現代化へ

社会学における古典と現代との対話  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・油井 清光

ヴェーバー受容と現代社会学  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・田中 紀行

E・デュルケームとの対話 : 古い神々は死に、他の神々はいまだ生まれていない ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・太田 健児

相互行為と身体 : 電子メディア社会におけるゴッフマン理論の可能性を問う    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・速水 奈名子

 

海外の社会学

ミャンマー(ビルマ) のディアスポラ : 国境地帯のカレン族の事例・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・北原 淳,タンタン アウン

 

近代日本における父子関係 : 小説を題材にして・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・陳 玲

社会学における「主客二元論批判」再考 : ジンメルの「主観・客観問題」から現代社会学の諸理論ヘ・・・・・・・・・・・・梅村 麦生

男性介護者のセルフヘルプ・グループに関する一考察 : 兵庫県のPグループの事例 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・段 東海

 

杉之原壽一先生を偲ぶ

追悼 杉之原壽一先生 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・北原 淳

杉之原壽一先生の経歴と業績

杉之原先生の思い出  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・岩崎 信彦

杉之原先生の思い出  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・竹内 隆夫

杉之原先生の思い出  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・廣野 幸夫

 

ソシエテ

遊びで「翻訳」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・柏井 康代

社会学と高等学校国語科 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・音無 幸子

美術館に行こう ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・味岡 利広

神戸発東京行 安藤忠雄経由・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・南後 由和

 

〈論文題目〉

〈研究室便り〉

〈編集後記〉

〈審査要項〉